このタクシードライバーはかなり愉快な人でした笑。
タクシーに乗るといつも思うけど、大きく分けると二種類のドライバーさんに分かれる。
よく喋る人とまったく喋らない人。
今回のドライバーさんはとにかく前者笑。
マシンガンのようによく喋っていた。
僕はけっこうタクシードライバーと話すのが好きなんです。
あの人達色んな人を見てるでしょ?
観察眼がね、一般人とやはり違う人が多くて。
コロナ禍にタクシー乗った時は、タクシー業界のやばさをみなさん赤裸々に語ってましたね笑。
さて今回のドライバーさん。
動画のとおり、僕の家の周りには自信があったらしく、なんなら
「近道して少しでも安くしますね!」
まで言ってくれた。
その後、ダラダラと雑談を重ねた。
今のタクシー業界やタクシーアプリの理不尽さなど、赤裸々に語ってくれた笑。
夜中の2時に顔も名前も知らない相手と密室で会話する
よくよく考えるとタクシーとはほんとに奇妙な空間である。
さて、そうして時は過ぎ、我が家の近くまで来た。
次を左に曲がればもう我が家は目と鼻の先
と言おうとしたその瞬間
ここ右?
??
ナビは完全に左を指している。だが彼は全くナビを見ていない。
この瞬間、僕には伝わった。
あ、このドライバーさんはナビに頼らずに自分の経験則でタクシードライバーの誇りを維持しようとしてるのだ。
TikTokはここで終わりだが、実はまだドラマは終わらなかった。
僕は意地悪にも彼を試した。
「どっちでしたっけ?」
「いやぁ、右だったと思うんだけどなぁ…」
!?いや違う左!左だ!!
すると彼はナビを見て「やっぱり!!」
いやぁ危なかったあ!ごめんなさいね!一瞬間違ちゃった!
いや僕が尋ねなかったら右行ってましたよね?…
ともあれ、無事家に着いた。
支払いは…
いつもとほぼ変わらなかった笑。
やっぱりナビは見た方がいいですねえ。私も勘が鈍ったもんだなぁ。
別れ際彼は言った。
少し寂しそうだった。
それはドライバーさんの矜持によるんでしょうね
と思いながらお礼だけ言って車を降りた。
贅沢だけれども、たまにはタクシーに乗ろうと思った夜でした。